∴ 恐怖体験！第二回 最恐戦慄迷宮

セミの鳴き声響く８月の中旬。お化け屋敷を制覇するなら一度はココに行かねばならない！
と思い富士急ハイランドのあまりにも有名過ぎるお化け屋敷、「戦慄迷宮」に行って来ました。
戦慄シリーズの歴史は1999年からと古く、いわば子供の頃からの憧れ。
小さい頃からよく連れて行って欲しいと強請ったものですが、当時は地元から７時間は掛かった。

そして時は流れ昔は「戦慄病棟」、そして「戦慄病院」、その次に見た時は「超・戦慄迷宮」という名前に。
いつの間にか「最恐戦慄迷宮」になっていました。我ながらチェックぬるいですね。
前回のレビューに「超」と書いてしまったのでコッソリ修正しておきます。
これ以上増築するとしたら最恐の次は何になるんでしょうか。
最恐は最も恐ろしい　という意味ですから、その上は無い様な気が致します。
何か格闘マンガのボスキャラのインフレ化みたいになってきますね。

 

当日は私だけ東京を離れていたので先ずは都内に帰る所から出発。
酷暑の中を電車に揺られて４時間程度の旅。
東京から参加の（２時間位）同伴者でさえ
「もう二度と行きたくない」
とたまのっていた。暑かったもんね。

しかし我々の本当の地獄はここから始まる…

今回はかなり長いので続きを読むから興味のある方は右下から続きをどうぞー。

炎天下、意図的に日が当たる部分を空けてパラソルの下に並ぶ人々。
「最強戦慄迷宮」は常時３時間待ち。
何もしないで待つ３時間、容赦なく奪われて行く水分。待ってる間用に用意しておいた
京極堂シリーズ並みの厚みの文庫本１冊と通常サイズの文庫本の２冊を読破。
入る時にもう既に死人の様になってしました。囲いがあり風が抜けない為暑いのです。
ちなみにこの並ぶ所、院内から出そびれた人が死体となって転がってます。
しかし今は脱水で倒れたという可能性すら醸し出してます。

中はホラー感を出す為に冷房ガンガン！
死の匂い漂う病院の筈なのにまさに天国！メイドインヘヴン。
そしてまたＰＶを見せられるのですが、これはコラボした赤坂サカスの
お化け屋敷でも見られた特徴でこれが「戦慄迷宮」独特の演出方法のようです

セットは中々本格的で中に螺旋階段や踊り場のあるタイプの階段があり
かなり立体的な構図で楽しめます。勿論置いてある医療道具も凝っています。
手術台とかかなり高そう。

恐怖を味わいつつ順調に進んで行くと、途中であれ？ここまで？もしかして間違えて
外でちゃった？な個所がありますがライトを預かられるだけです。
ここから先はライト無しでの探索ってわけですね！(゜Д゜；)
でも効果のほどはそんなに

上映が終わるとお化け屋敷の雰囲気を出す為にお客さん同士がはち合わせない様に
グループごとに結構間を開けて通されるのですが、結局、迷った人や(分岐点が結構ある)
途中進めなくなった人とかが結構グループで各曲がり角に留まっており、

通過するたびに合流され、何故か私の背中にピッタリと手を当てて付いてくる知らん人達。
何だかパーティみたいなんですが、途中で仲間を加えていく形式のＲＰＧですか？
その度にお化けが出るとパニック状態なり４ＨＩＴくらい喰らいます。先頭なのでぶつかるという事です。
ていうかあなた方主人公を置いて逃げ出さないで下さい。もしかして囮（オトリ）ですか？
ちなみに迷うと出られないコース、ようは「行き止まり」もあるらしいのですが、
運よく？全く迷わずに彼等を無事ゴール（恐怖）へ導いた私は
かなり主人公として優秀だったと思います。
最終的にも４ＨＩＴ喰らった上に囮にされましたけどね。

全体として思ったほど距離は感じませんでした。実際に楽しんでいると一時間いえど
（ゆっくりめに歩いてたから実際はもっとあったかも）あっと言う間ですね！

あっと、撮影ポイントが一か所あります。思い出に残るいい表情で撮れると良いですね。

長くなりましたが、総評に移りたいと思います！

お化けの人数が少ない、途中ちょっと病院ぽくない場面もあり、
恐さ度はやや控えめ…。感想の大半が「熱い」と「待った」という位です。

場所：富士急ハイランド
期間：常設
舞台設定：閉鎖された病院の廃墟
料金：500円
時間：60分
恐怖度：★★★☆☆
お勧め度： ★★★★
やっぱ一度は行っとくべき！

こんな人にオススメ！
・みんなでわいわい楽しみながら入りたい方
・お化け屋敷はリアリティ重視、な方
・いくつかのお化け屋敷を廻りたい方

こんな人はオススメしない！
・プレッシャーに弱い！という方
・待つのが苦になり途中で諦めそうという方

でも「最恐戦慄迷宮」が「戦慄迷宮Ｘ」とかになったら
また引き寄せられるかのように行くのでしょう…。
ここに書いた以外にも面白い体験が色々とあり、この値段でこれだけ楽しめるのは素晴らしいと思います。